バイト

2/7
前へ
/475ページ
次へ
「もう終わりにしよ?修司は最初から私のことなんて、何とも思ってなかったんでしょ?」 怒っているような、呆れているような顔で、目の前に座る彼女が言った。 「あぁ…。何回目だっけ」 「は!?もうとにかく、終わりだよ!」 ガタン、と音を立てて椅子から立ち上がり、彼女は去っていった。 こんなふうにフラれるの、何回目だっけ。 考えてたことが口から勝手に出ていたことに、今気付いた。
/475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

333人が本棚に入れています
本棚に追加