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歩き出して10分ほどたった頃、二人の前に光が見えだした。
翔梧「先輩!出口っすかね?」
達雄「多分出口だろぅ!なにごともなく出れそうだな。」
達雄が言い終わると同時に森の中から大きな呻き声が上がった。
翔梧「!?」
達雄「ヤバイな…」
森の中で雄叫びを上げたものは今なお雄叫びを上げながら翔梧達にちかづいて来ていた。
翔梧「先輩!?近付いてきてますよ! ?」
達雄「わかってる!翔梧!先に森を抜けろ!そして近くの町で助けを呼んでくれ!」
翔梧「えっ!?先輩は!?先輩はどうするんですか!?」
達雄「俺は化け物と対峙するっ!だからお前は先に行け!大丈夫!意地でも死なないょっ!」
翔梧「先輩…」
達雄「わかったらさっさと行け!これは業務命令だ!」
翔梧「わかりましたっ!絶対に死なないでくださいね!」
翔梧は言い終わるよりも先に出口へと走り出した。
その後ろ姿を見守りながら達雄はその場所で留まった。
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