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「はい! 詩奈お姉ちゃんがそれも含めて、私の……いえ、私達の部活創設の為に増設してくれました」
「「「お姉ちゃん!?」」」
おうおう。三人とも目を丸くして驚いてる。気持ちは良く分かる。俺も初めて聞いた時は驚いたし。
「そうですよ? 詩奈お姉ちゃんは私の姉です。あと、私の部活の顧問になって貰いました」
「で、その部活の話しの続きだけど、俺は部活の何をすればいいの?」
「そうですね……。最初は部員の確保ですかね」
そうか……。部員集めか。部員募集のビラ配りでも手伝ってあげればいいのか?
「まだ部活は神田先輩と私の二人なので頑張りましょう! まだ部活に入ってない新入生もたくさんいますから!」
……What?
いま、水澤は何て言った? 主に前半部分。
いや訂正、聞こえたんだけどさ。万が一聞き間違えかもしれないじゃん? だから、
「ごめん水澤。さっきのもう一回言ってくれない?」
「えっと。まだ部活に入ってない新入生もたくさんいますから! でしたっけ?」
「いや、そのもう少し前」
見れば水澤は首を傾げて不思議そうにしている。
「まだ部活は神田先輩と私の二人なので頑張りましょう! でしたっけ?」
「そこ!! え? 俺は部員なの?」
「はい。そうですよ?」
……なんてこった。
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