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帰りの車の中。
早速裕香と私は例のキャラクターがついたパッチを貼った。
「ちょっ……安西!
なんてカッコしてんだよ!」
「へ? あ、すいません」
バックミラー越しに、すごい目で睨まれてしまった。
だってさ、ジャージを思いっきり捲り上げて、足を上げないと見えなくてうまく貼れないんだもん。
「やだ、先生!
もしかして菫の足にみとれてた?」
そう言いながら、裕香は涼しい顔をして、首筋にパッチを貼っている。
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