Chapter.1『現実の世界』

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  『いよいよ始まるライダーバトル!! 全ライダーが戦い、最強のライダーが決定する!』   「…………ぐふっ」  始まるまでもなく、最強と謳われたディケイドは満身創痍。 「士!」 「士君!」 「士様!」 『残念ね。この舞台、私の為に遣わせて貰うわね』 「何なんだ、お前は…」  それを聞いてどうしようというのか。 『通りすがりの皮肉屋よ』    ジジジジッ、カリッ    ディケイドライバーとクラインの壷の構成情報は書き換えた。最強もこれで形無しだ。 「よくも士を…………変身!」   『何という番狂わせ! ディケイドを瞬く間に破った謎のライダー! それに立ち向かうは……超古代の戦士の能力を宿したライダー、クウガ!!!!』 「超変身!」    キィィィンッ、パァン!    あら、早くもライジングアルティメットなんだ。 『アナタ知ってるかしら。真のクウガといえば…伍代雄介しか無いことを』 「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」    ガォォォォォォォンッ!    ドガッ   「っぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!」  弱いわぁ…  たかが究極に達した程度じゃ、まだ赤子も同然。  究極は、達するものじゃない。超えていくものなのよ。  でもまぁ、先ずは段取りからね。 『知ってるかしら? 敗者には……罰ゲームがあるってことを』  
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