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靴に足を。 ……まただ。 「なんなんだよ」 小さなレンズの向こう側には、昨日の彼女が居た。 長い髪が艶やかな、昨日の女性が。 狭いマンションの廊下に足を投げ出して、また僕を、小さい小さいレンズをジッと見つめている。 はい延滞決定。 僕は鍵を確認し、部屋の中に引き返した。
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