山田さん(宮崎英輝)を好きなわけ

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――――――――――― それはある日のできごと…私は中学に入って初めて男の子に告白された。 山田さんのことを気にしはじめた、中1の冬のこと、私は体育倉庫の裏に呼び出された。 「好きなんだ…宮田…ちがう凪沙…付き合ってくれ」 相手は山田さんと同じサッカー部の裕斗。 すっごく迷った…。 山田さんのこと好きでいる自分がいる中で、山田さんの倍率に諦める自分がいた。 「あの…私好きな人がいるんだ…だから…」 「俺は本気だよ!だから凪沙がムリでも好きな人がいても…まずはお試しから付き合ってくれないか?」 裕斗の目は本物だった。 山田さんを諦める… その答が私の頭に上った。
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