第二章 目覚め

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獣は何かを感じたのか、放たれる直前に逃げようとしたが、黒い球体は凄まじい速さで飛んでいき、逃げる間もなく直撃した。 黒い球体は獣の頭部を消し飛ばして、そのまま遥か彼方まで飛んでいった。 獣の体が崩れ落ちるのを見ながら、ディエスの体は打ち震えていた。 「やれる、やれるぞ。この力があれば、奴らに復讐できるぞ。みてろよ、俺を殺さなかったことを必ず後悔させてやるぞ。」 暗い森の中を笑い声が響いていた。
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