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ディエスが闇の森に捨てられてから、およそ7年の歳月が過ぎた。
とある辺境の小さな村。
ここは、近年開拓して出来た新しい村で、住人のほとんどは若い男女かその子供であった。
ある日、子供達が集まって遊んでいると、そこに近づく影があった。
それは、黒いフードで全身をすっぽりと覆った人影であった。
子供たちは、見知らぬ人影が近付いてくるのに気がついて声をかけた。
「おじさん誰、何しに来たの。」
だが、その人影は何も言わずにそのまま近づき、すぐ側まで来ると、突然、腕を横に振るった。それが、子供たちが最後にみる光景となった。
次の瞬間、子供たちの体はバラバラになっていた。
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