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駅近くの繁華街にあるファッションビルの、とあるショップで働くワタシは、その日も淡々と仕事をこなしていた。 その日は店長が休みで、サブであるワタシが責任者だった。 他のスタッフは後輩の半沢と、アルバイトの前田さんだった。 何事もなく、時間通りに回っていた。 午後3時半になったら二回目の休憩を回す予定で、半沢のお母さんがその日差し入れてくれたケーキを食べようね、ってみんなで楽しみにしていた。 だが、そんな小さな望み叶わず、その瞬間はやってくる。
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