紫之璃 癒羅

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次の日 『…』 癒羅は羽織を羽織っていた 亜「癒羅様どうしました? 顔色が優れない様ですが…」 『ちょっとなんか変な感じがするだけだよ』 亜「そうですか? 何かあったらすぐに言ってくださいね」 『うん…(何だろう…この感じ…)』 如「お嬢 準備が全て整いました」 『ありがとう』 紫「癒羅 どこかに行くのか?」 「「総大将」」 『お祖父様… はい 夏目を倒しに…』 紫「そうか…これを持っていきなさい」 紫之璃は腰にかけてあった刀を渡した 『これは…?』 紫「血桜音(チサクラネ)」 『…そのような大切な物を何故?』 紫「お前には組を継いで貰わなければいかぬからな」 『…私は組を継ぎません』 紫「そう言うと思っておったわ 御守りだと思って持っていなさい」 『…分かりました』 如「…」 紫「無理はしないことだぞ」 『はい』 紫之璃は奥に戻っていった 『…』 如「お嬢…」 『…一緒に行く仲間の数は?』 如「およそ五十程」 『…皆 幹部共の方についたか…』 如「それは…」 『いやいいんだよ 私が三代目になる事をよく思わない幹部が沢山いるんだから』 如「!! それでは三代目になるきはあるのですか!?」 『…嫌だけどこれが私の運命だからね』 .
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