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夏｢ねぇ 聞いた？
あの噂本当らしいよ｣
『噂？ どんな？』
夏｢夕方桟橋の下に行くと妖怪に連れていかれるって噂
隣のクラスのやつが見たんだって｣
『…そうなんだ』
夏｢癒羅も気を付けてね｣
『なんで？』
夏｢妖怪に連れていかれそうだから｣
『私は大丈夫だよ』
夏｢ならいいけど｣
『…ちょっとトイレ行ってくるね』
ﾀｯ
癒羅は階段の裏にきた
『如月 聞いてたんでしょ？』
如｢はい｣
『さっきの話知ってるの？』
如｢聞いたことはございません
学校中の噂を調べてきましょうか？｣
『うん それと鴉天狗』
ﾊﾞｻｯ
一匹の鴉が飛んできた
鴉｢お呼びでしょうか？｣
『ほかの鴉を使って町中を調べて』
鴉｢はっ｣
ﾊﾞｻｯ ﾊﾞｻｯ
『…亜弥菜は？』
如｢確か…クラスの男子に呼び出されていましたが…｣
『またか…』
如｢…どうしましょう？｣
『あとで会ったら言っておいて』
如｢わかりました｣
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