始まりの手

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始まりの手

青年はそれに気づき慌てて逃げようとする。 しかし馬は早く、すぐに青年の正面に来て、行く手を阻んだ。 「よく逃げることができたな。だがこれまでだ!」 ここまでかと思った青年は、目を閉じた。 しかし、いっこうに激しい痛みは感じなかった。おかしく思い、目を開けようとしたと同時に、目の前で男が倒れた。
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