プロローグ

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────此処は何処…? 暗い暗い闇の中。 此処は一体何なのだろう…? 何故私は此処に居るのだろう…? 『いい加減に認めなさい。』 誰…? その暗闇の中で誰かの声が聞こえる。 何処かで聞いたことあるような…知っているような…。 「やっ…絶対に嫌だっ…。」 私は何を否定しているのだろう? 自分でも解らない。 だけどただただ必死だった。 『真実に変化等無い、運命は変わりもしない。解っているだろう?』 「黙れ…!!」 嘲笑っているかの様な口調で、見下した様な態度で私に問い掛けた。 私は“何か”が悔しくて辛かった。 『受け入れてくれる人間が居ると思うか?居る筈が無いだろう?何故ならお前は…』 「言うなっ!!!」
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