第十一章 懺悔

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「あの時は仕方がなかった。殺らなければ殺られていた。私が……もっと強ければ、あなたが傷つくこともなかった。人を殺すこともなかった」 「お嬢様が強かったらボディーガードの意味がないだろ」 「それでいいのよ。私はあなたとは護る護られるの関係じゃなくて、普通の友達として付き合いたいの」 「普通の……友達」 「あなたは私にとって大切な存在。だから、あなたが傷つくようなことはしたくないしさせたくもない……。例え私の手が汚れてもいい…。ただ、あなただけが傍に居てくれれば…」
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