笑顔

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俺はイライラしていた。特に何かあった訳ではないし、その日はいつも通りの一日だった。まあ毎朝飲んでる牛乳は切れていたし歯磨き粉もきれてた。ついでに靴ヒモも切れた…   「まあイライラするわな」   独白したらむなしくなってきた。仕方ないからTVをつけた時だった。懐かしい顔がブラウン管の中にいた。高校の時の同級生の女子だ。名前は思い出せない。TVの中の同級生は、   「イライラはお肌の天敵です!いつも笑顔に!」 とそれこそ満面の笑顔ってやつで喋っていた。その笑顔は確かに綺麗で…、 「あっバイト!遅刻する」 少し元気になった現金な俺がいる。そーいや女子に詳しい友達がいたな。 「あいつなら知ってっかな?」 もしかしたら近くで見れるかもと変な期待をしてバイトに出掛けた。多分その時の俺は笑顔だったと思う  ~笑顔~END
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