第Ⅱ章~約束~

10/12
前へ
/114ページ
次へ
ディル:「なんで助けたんだよ。」 ティナ:「さっきも言ったように意思よ・・・。アナタまた来たのね。危ないとこだったじゃない。」 ティナはすこし涙潤んだ瞳で俺を見つめた。 その顔をみて俺はすこしズキッとなった。 俺みたいな悪魔でも痛みを感じることができるんだと実感した。 ディル:「まぁ・・・ありがとな。」 すこし申し訳なくなり下を向きお礼をいった。 そしたらティナは微笑んで ティナ:「けっこう素直なのね。私いつも1人なの。せっかくだから友達にならない?アナタのような悪魔なら怖くないし。嫌ならいいけど・・・」 そういった。 怖くないって言い方はさすがにプライドが傷つくぞ 俺はすこし考え込むように黙り、そのあとゆっくり首を縦におろした。
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加