高校2年生《秋》

2/14
前へ
/14ページ
次へ
壱がいなくなってから もう5ヶ月が経ちました。 今は9月。 綺麗に咲き誇っていた花もみな枯れてしまい、少し寂しい気分になる。 ♪♪♪~ 携帯が鳴った。 送信元を見ると雫からだった。 『魅耶?今日転入生来るらしいよ!!しかも噂では超が付くほどの不良だって!!!アイツ思い出すね…。』 雫から久々にメールが来たと思ったらこの内容…。 アイツというのは壱のことだ。 『興味ありませ~ん(笑)』 私がこんなにも明るくなれたのは壱が私に残してくれたクリスマスプレゼントのネックレスのお陰かな。 これは私の一番大切なお守りだ。 これを支えに毎日を頑張っている。 _
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

228人が本棚に入れています
本棚に追加