0、『無関係』

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――オレはいつの間にか、この島に存在した。 それこそ、霧や霞みのような、自然現象顔負けの出現具合だったと言っても、過言ではない。 どうして自分がここにいるのか、自分は一体どこから来たのか、頭の中をまるで虫食いにでも荒らされたかのように、なにもわからなかった。
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