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先生が自己紹介が終わったところで、しゃべり始めた。
「じゃあ今日はこれでおしまいです。明日は教科書を配ったり、身体測定をしたりします。なので名前ペンと体育服を忘れずに持って来てください。もちろん筆箱と下敷きは忘れずにね。
あと明日出さないといけないプリントも持ってくること。掃除もするので雑巾を一人2枚ずつ持ってきてね」
みんなが小さなメモ帳に明日持ってくるものをメモする。
郁人もそれをみて急いで書く。
「じゃあ今日はこれまで。さようなら」
『さようなら!』
先生が教室から出ていく。
みんなが外にいた親と帰りはじめるが郁人はまだ由華のことが気になっていた。
すると誰かに肩とちょんちょんとされ、郁人は振り向く。
目の前には裕典と薫がいた。
「君こっちに引っ越して来たの?」
薫が郁人に尋ねてきた。
「うん。一週間くらい前に〇〇市から来たんだ」
と言うと裕典がすぐさま反応して、
「〇〇市って、すごくいい所じゃん!いいなぁー!
ねぇどんな感じなの?」
すると薫が裕典を無視していう。
裕典はすこし頬を膨らませている。
「そうか、たいがもはじめも見たことあるけど、君だけなかったからさ。
名前は……いくとだったよね?」もう名前を覚えてもらった。
郁人は少し嬉しかった。
「うん、君はかおるくんで、彼がゆうすけくんだよね。」
「そうだよ!いくと、これからよろしくな!」
「俺もよろしく」
「うん、二人ともよろしくね!」
郁人は今日友達が出来た。
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