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■49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/12(水) 20:25:02.99 ID:S7vh2Vh7O
水道の音も無くなり、片付けはようやく終わった様子だ。
マロン「それじゃああたし上がりますね。」
タロン「お疲れ様。おやすみ。」
マロン「おやすみなさい。」
マロンは少し急ぎ足で階段を登った、
まるで彼女の鼓動のように小刻みな音が木の部屋に響く。
インゴー「なぁ…俺達の仕事もそろそろ考え直した方がいいんじゃないか。」
タロン「突然どうしたんだお前らしくない。
なぁにまだ大丈夫だ、マロンならロンロン牧場を守ってくれるさ。」
インゴー「だといいんだがな…。」
ゼルダの伝説のロケ地として一躍有名になった牧場であった為、
一時期は出荷も多かったが、年々家畜の需要は減り続けている。
彼はこれからの牧場の幸先が不安でしかたないようだ。
■50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/12(水) 20:35:51.33 ID:S7vh2Vh7O
暖炉の火が静かに揺れている。
インゴー「それでよぉ、一つ真剣な話があるんだが。」
インゴーはタロンの目を見て言った。
インゴー「そろそろマロンの結婚の事考えた方がいいんじゃないか。」
タロン「それまた突然…、今日は何かあったのか?」
インゴー「いや…今までずっと思ってたんだがいつかは決めなきゃならねえ事だ。
後継ぎに男がいないとまずいだろと思ってな。」
タロン「確かにあいつもそう言う年頃だ、
それに若い男がいないと牧場の運営も厳しくなるだろう。
しかし当てはあるのか?」
インゴー「概ね無い訳でもない。」
タロン「なら誰なんだ?」
インゴー「ま、一時期お世話になった人だ。」
話は夜遅くまで続いた。
もちろん彼女自身の気持ちを問う必要がある為、
後日彼女を含めて話し合う事にしたのであった。
■51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/12(水) 20:48:09.52 ID:S7vh2Vh7O
マロン「一体何の手紙かしら…。」
疎遠と言うにはまだ早いかもしれないが、彼女はリンクに二年も会っていない。
牧場がロケ地として使われていた頃は
彼はよくここへ来て家畜の世話を手伝ってくれていた。
エポナは彼女がその時の御礼でプレゼントした馬だ。
彼女の一番のお気に入りでもあった。
彼女は椅子に座って手紙が破れないようにそっと封を切った。
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