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ピシィッ、パキィッ・・・
何かがひび割れる様な音がした。と、次の瞬間、
バキャアァッ、ガッシャーン!!
と、物凄い音をたてて鈴と獄聯を覆う氷が砕け散った。
「ごぉるぅらぁぁぁぁぁ~!!冬牙ァ、何しやがる!!」
「この私に何て事を!殺されたいの!?」
「鈴、僕は聯を凍らせただけだよ。鈴を凍らすつもりはなかったんだ。本当にごめん」
「ふぅ~~ん?本当かしらねぇ・・・?」
非常に据わった眼で冬牙を見下ろす鈴。一方の冬牙は本気で泣きそうな顔で無罪を訴え続けている。そして獄聯は、そんな冬牙に攻撃をし、再び氷漬けになっていた。
そんな三人を見ながら、完全に蚊帳の外な二人は、
「・・・賑やか・・・。楽しそう・・・・・・」
「そうか」
いつものことだからか、大して気にも留めている様子もなかった。
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