第壱話 白キ獅子ト緋ノ娘

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翌朝、蒼羅と炎樹は至って普通の爽やかな目覚めを迎え、あとの三人は体中の痛みに苦しみながらの朝を迎えた。 「うぅ・・・。あ、蒼羅~♥お・は・よ・う♥」 「気色悪い」 「くっそ・・・、体中が軋んで変な音がしてる気がする・・・」 「・・・冬牙、大丈夫・・・?」 「だぁぁぁぁぁぁぁー、ちきしょー!毎日毎日、ツイてねぇー!!」 「「「「煩い黙れ」」」」 どうやら四人からのこの一言に獄聯は精神的に大打撃を受けたらしい。 「・・・おーい・・・」 ▼へんじが ない ただのしかばねの ようだ 「放っておけ。後々勝手に復活する」 「そーよねー🎵」 「・・・いいのかなぁ?」 「・・・ん」 「取り敢えず今後は暫く京にて休息する。最近は何かと戦ってばかりでまともに休んだ、とは言い難いからな」 「そして私達はそこで結ばれるのね・・・!あぁ、なんて幸せなのかしら・・・!」 「死ね」 ガッ! ドゴォッ! 完全に自分の世界に浸った鈴を倒すと、蒼羅はなのかしら何事もなかったかの様に話を戻した。 そして、何処を通り、何があるか、どんなモノが出るかを一通り説明し、異論の有無を確かめるために視線を冬牙と炎樹へ向ける。 「僕は異論なんかないよ」 「・・・俺も・・・無い・・・」 そんな感じで京への道のりは確定し、倒れていた二人が復活したところで出発した。
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