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「こーなる原因を作ったのはテメェだろーが!」
「吠えないの。獣みたいよ。あら、本当に獣だったわね。ごめんなさい」
「うるせ~~~~!!」
「「お前がな」」
「冬牙ぁ、炎樹ぅ、お前らは~」
「落ち着きなさいよ、獄聯。あ、私もそっちの二人に賛成ね🎵」
「鈴・・・鈴禰彦って連呼してやる!!」
どうやらこの四人は、少年が冬牙(トウガ)、大太刀を背負った青年が炎樹(エンジュ)、大柄な男が獄聯(ゴクレン)、女性・・・の様な姿をしているのが鈴こと鈴禰彦(スズネヒコ)らしい。
そして鈴・・・否、鈴禰彦は一瞬体を後ろに引くが、負けじと言い返した。
「なら、あなたが隠していること、ばらしちゃおうかしら?ふふふっ♥」
「うぐっ・・・そうくるか・・・」
「・・・似た者同士・・・」
これは炎樹である。
「五十歩百歩」
こちらは冬牙。
「・・・取り敢えず、ここが何処か・・・はっきりさせた方がいい・・・と思う・・・」
「うん。やっぱさ、鈴に頼った俺らが悪かったよ」
目の前で繰り広げられる低俗な言葉の応酬を見ながら、炎樹と冬牙が思った事を次々と口に出していく。と、冬牙が空気の流れが変化したことに気が付いた。
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