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「バスガス爆発、バスガス爆発、バスガス爆発。イェーイ!」
「バスガス爆発、バスガス爆発、バスガス爆発。イェーイ!はい、次ミキだよ」
「簡単だよ。いくよー!
ブスガサハツカツ……あ」
「キャハハハハ」
「ミキ最初の文字からカンでる!ひいい!ウケるうう!」
3人の親友が腹を抱え、泣きながらミキの早口言葉を笑う。
学生食堂で昼休みの暇つぶしをしていた少女たちは黄色い歓声を上げていた。
「はい。罰ゲーム、イェーイ!」
「ミキ、ゆで卵を同時3個食い、イェーイ!」
4人の中央には殻を剥いた3個のゆで卵がツヤツヤしている。
「わかったよおお」
むくれたミキが大口を開けて、ゆで卵を次々に頬張っていく。
その間に1人が席を立つ。
モグモグしていたミキがゆで卵を少しずつのみ込むが、やがて喉がパサパサになって、むせ始めた。
「アハハ!大丈夫ミキー」ミキは背中をさすられながら目を白黒させた。
さっき席を立った1人が戻ってきた。手にグラスを持ちながら。
「ミキ。これ飲む?」
中身はコーラに似ているが、醤油だ。
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