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シンジは隣のクラスのミキにヒトメボレをしていた。
靴箱まで後を付けて名前を知ったのだ。
ストーカーの気持ちが初めてわかりもした。
昼に食堂に行き、手洗いに行くと、見掛けた。
憧れのミキの横顔を目の前にして、シンジの胸が突然に高鳴る。
「あ!」
シンジの小さな叫びはミキの耳に響いた。
ミキの首が振り向き、シンジを見返す。
「あの…」とだけしか言えないシンジに向かって、ミキが唇を開いた。
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