担々麺

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腹が減って頭が痛くなる。 シンジは通りがかりのラーメン屋の看板に惹かれ、フラフラと店に入って行く。 目の前に、見覚えのある、そして憧れの背中があった。 ミキをあきらめきれないシンジは、切なくて朝食も食べられない毎日を送っている。 よし。メアドを聞こう。メールで告白すればいいんだ。 震える足でミキの背後に寄ったシンジは、思い切って声をかけた。 「あの」 ミキは担々麺をむさぼっていた。 先に出て行った三人に早く追いつきたくて、ザブザブと麺をすすっていた。 唐辛子がミキの口に入った時だった。背後から声が聞こえたのは。 シンジの方をぱっと振り返った時、唐辛子がミキの喉の奥に直撃。 「ぐへ━━━━っ!!」
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