第二章

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『…である。では諸君の、良い成績を残せることを願おう!!頑張ってくれ。』 ロマンスグレーの男…理事長の挨拶が終わり、試験が始まる。 初戦はアリサだ。 「緊張するよ~。ね、クズマ、こういうときはどうすればいいんだっけ。」 「人の血を飲む。」 「そっか……ってええ!?」 「嘘。血じゃなくて字。」 「字だね。…人…」 「待て!!ドジサ!!なんで紙に書いてるんだ!?」 「え、だってアホキ…。人って字を飲むんでしょ?」 こてん、と首を傾げるアリサを小突いてマサキは戦闘場に彼女を向かわせる。 「ほら、ドジサ。もう緊張してないだろ、早く行け、な?」 「了解♪じゃあ、二人とも、行って来まーす!!」 「頑張れよ。」 「行ってらっしゃい、ドジサ。」
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