第一章

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ー学園クローセル。異能者が通う学校。そこに彼は通っている。 「…今日もいーい天気だ…」 茶色い癖のあるふわふわの髪に意志の強そうな青い目の超能力者。 彼の名前はカズマ。通称… 「おーい、クズマー。」 「誰がクズマだ。アホキ。」 「なっ、僕はマサキだ!!"キ"しかあってないじゃないか!!」 …通称アホキことマサキはベリーショートの緑の髪に黄色のつり目。 左腕が機械であること以外はカズマと変わらない人間だ。 「おっはよー!!クズマにアホキ!!」 「「黙れ、ドジサ!!」」 「私はアリサ!!」 通称ドジサことアリサ。ポニーテールの赤い髪にくりっとした茶色い目の魔法使い。 「さて、お決まりのやりとりは終わったから、さっさと学園に行こうか。」 「クズマ…。お前計算してこんなことやってるのか…?」 「ま、まぁまぁ、アホキ。行こうよ。遅刻しちゃうし、ね?」 三人は幼なじみであり、世間で言う落ちこぼれであった。 通称のクズ、アホ、ドジはその落ちこぼれである原因を示している。
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