第一章

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ー場所は変わって、教室。三人のクラス通称落ちこぼれ組。所属者は7人の二年E組。 「皆さん、おはようございます~。今日もいい天気ですね~。」 おっとりとした話し方のこの女性は彼らの担任の若い先生。 ウェーブがかった蜂蜜色の髪と、閉じた目が特徴の超能力者だ。 「今日は、頑張って .. 生きましょうね~。」 「先生、漢字が違うと思います。」 「あら~?マサキくん、間違ってなんかないわよ~?」 「そうだ、アホキ。生きないといけないじゃないか。」 「…?」 「あらあら~?マサキくん、今日は何の日かしら~?」 ーそう、今日は試験。しかし、筆記試験などはなく、能力のぶつけ合いを生徒同士でやるいわゆる… 「バトルロイ「言わせんぞ」 「えー。」
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