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「えー、じゃない。だいたい、クズマは水鉄砲くらいしか…」
「は~い、マサキくん、そろそろ黙ろうね~」
チョークを指の間に持ち、構えながらニコニコしている先生にマサキは黙るしかなかった。
「…では~。一応ルールを説明しますね~。みんな去年もしたから~わかるかもだけど~、まず、試験は勝ち上がり式なのよ~」
「くじで対戦相手が決まるんでしたよね、ミサキ先生。」
「えぇ~。そうよ、アリサさん~。」
「あと、絶対にしてはいけないのはドーピングと、八百長、そして殺害…だったよな。」
「あら~。先生が説明できないわね~。その通り~。」
うふふふ、と手を顔に添えて笑いながら先生は対戦の名簿をひらひらさせた。
「じゃあ~、この紙に対戦相手が書いてあるから~各自、時間を守って生きて下さい~。」
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