始まりは……

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随分蒸し暑くなってきた七月の半ば頃…… 「ねぇねぇ!今日暇?」 そう話しかけてきたは高校で仲よくなった鈴鹿 莉奈(スズカ リナ)。 赤坂朱里とは入学に知り合い、互いに車好きということで仲良くなったのである。 ちなみに二人とも高校三年生である。 「ん?莉奈?別に暇だけどどこ行くの?」 「最近じゃないけど私車買ったんだ~。だから一緒にどっか行かない?朱里車好きって聞いたし。」 そういってからバックからキーを取り出し、指で回しだす。 「へぇー。車種はなに?」 「それは内緒。後で朱里の家に向かうからね。」 この時はまだ軽かコンパクトカーぐらいだと思っていた朱里だった。
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