☆夢と始まり

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俺は部屋に備え付けられた無駄に豪華な洗面代で顔を洗い身仕度を整える。 寝付きがよくないからか鏡に映った俺は青白く、隈が出来てる。 思わず溜め息をついた。 あの夢を見始めたのは1ヶ月程前から。 それからというもの毎晩同じ夢を見続けている。 「咲弥坊っちゃま、朝食の準備が整っております」 「わかった。今行く」 メイドの声に我に返り寝巻を脱ぎ捨て華美な制服に裾を通した。 .
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