☆夢と始まり

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「うわぁぁあっ!!」 ガバッと勢い良く起き上がる。 また自分の絶叫で起きてしまった… ふと前を見るとメイドが目を丸くしてこちらを見ている。 「咲弥坊っちゃまいかがなさいましたか!?」 「あ…いや大丈夫!ちょっと夢見が悪くてな」 オロオロと心配するメイドを宥める。 最近コレが日課になってて本当に嫌になる。 俺は宇都宮 咲弥。 これでも有名な財閥の御曹司というヤツだ。 次期後継者が夢くらいで叫ぶなって? あれが毎日続いたら誰でも嫌になるさ。 .
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