始まりの朝

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そういえば、 今日は入学式だ。 それでか化粧は… 自分で納得しながら、アクビをしながら一階へ降りていった。 一階のリビングのテーブルの上には食パンののった皿が三枚置いてあった。 これは兄弟の分だ。 兄は黒崎 徹(とおる) 俺は黒崎 馨(かおる) 弟は黒崎 傑(すぐる) まだ全ての皿に食パンはのっている。てかいつも徹と傑は食ってないし。 またいつもの様に一人だけパンを食べる。隣の部屋で怒鳴り声が聞こえる。 また弟の傑が怒られてるし、最悪だ。なぜかというと家の親は怒ると俺たちにも被害が及ぶからね。 母は傑の部屋から出てくると、俺にむかって、 「あんたもそんなのんきに食ってんじゃないよ。」 ほら、とばっちり。 俺はいつものように"ハィハィ"と聞き流すと、二階に上がり着替えを済ませた。 新しい制服!を着た。 なんか成長したって感じかな。あっ、まだYシャツ来てないじゃん…上の学ランを脱ぐと一階に干してあるYシャツを着て、今度は完璧に着た。
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