0人が本棚に入れています
本棚に追加
そういえば、
今日は入学式だ。
それでか化粧は…
自分で納得しながら、アクビをしながら一階へ降りていった。
一階のリビングのテーブルの上には食パンののった皿が三枚置いてあった。
これは兄弟の分だ。
兄は黒崎 徹(とおる)
俺は黒崎 馨(かおる)
弟は黒崎 傑(すぐる)
まだ全ての皿に食パンはのっている。てかいつも徹と傑は食ってないし。
またいつもの様に一人だけパンを食べる。隣の部屋で怒鳴り声が聞こえる。
また弟の傑が怒られてるし、最悪だ。なぜかというと家の親は怒ると俺たちにも被害が及ぶからね。
母は傑の部屋から出てくると、俺にむかって、
「あんたもそんなのんきに食ってんじゃないよ。」
ほら、とばっちり。
俺はいつものように"ハィハィ"と聞き流すと、二階に上がり着替えを済ませた。
新しい制服!を着た。
なんか成長したって感じかな。あっ、まだYシャツ来てないじゃん…上の学ランを脱ぐと一階に干してあるYシャツを着て、今度は完璧に着た。
最初のコメントを投稿しよう!