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「はっ、あ…っ」
「薮、気持ちい…?」
「ぅ、…ぁあ」
そして、そんな学園の人気者が、今、俺の目の前にいる。
いや、向こうは俺の存在に気がついていないようだけど。
しかも、どうしよう。
これはあれだ、俗に言う濡れ場というやつだ。
俺、何しに来たんだっけ。えーっと、…そうだ、裕翔…!
裕翔を迎えに資料室にきたんだ。それで資料室の中を覗いてみていなさそうだから帰ろうって時に奥から物音がしたから覗いてみて今に至る。
てゆうかどうしよう。ここまで物音をたてずに入ってきた俺神。まじ神。だって会長も副会長も俺の存在に気づいてないんだもん。それだけ夢中なんですね。分かります。いややっぱり分かりません。男とヤる気持ちは分かりません。
そんなことよりどうやってこの場を離れよう。今のこの俺の動揺度マックスな状態で静かに立ち去ることは出来ない気がする。どっかに隠れるか?いやでも何処に…。
そんな思考の渦に身を投じてる間にもコトは着々と進んでいってる模様で。
さっきまで指で馴らしていたのがいつの間にか立ちバックで盛り上がっている。
ど、どどどどうしよう。なんか、色んな意味でヤバいんだけど!会長がたまに振り向いた時の顔が色っぽい。普段無表情な分、ギャップが凄い。
なんか、会長なら抱ける気がする……じゃなくて!
俺、着実にこの学園に毒されてる…!
と、とりあえず、フィニッシュを迎える前に何とか出なけ……あぁ、終わっちゃったんですね。終わっちゃったみたいです。
こうなったらこのままここに縮こまって会長と副会長が出ていくのを待「なぁーにしてるのかな?」…。
………おや?今の声は一体なんぞや。
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