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近藤に出産場所を提案された翌日。
日向と土方は、最低限の荷物を持ち、試衛館にやってきた。
土「邪魔するぞー!!」
土方は、勝手知った何とかで日向の手を引き、ズカズカと中に入っていく。居間に近藤達が集まっていた。
近「よく来たね。歳、お前が昔使っていた部屋を空けてある。荷物を置いてくるといい」
土「分かった。日向、行くぞ」
日「はい」
土方は日向の手を引き、部屋に向かった。
永「なんか土方さんの溺愛っぷりに拍車がかかってねえか?」
明「日向が懐妊してから過保護だよね」
近「2人共、今まで新選組を優先していたんだ。やっと普通に夫婦生活が送れるようになって嬉しいのだろう」
藤「土方さんも日向も幸せそうだもんね」
その時、土方と日向が居間に戻ってきた。2人は腰を下ろす。
日「ふー」
明「大丈夫?」
日「うん。体は重いけどね。動くのは平気」
土「昨日転びかけたじゃねえか」
明「あんたねー」
土「明日香。こいつは昔からどじなのか?」
明「んー。私の知る限り違うわね。今の日向は昔と違うから」
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