悪魔の再来

25/32
前へ
/306ページ
次へ
土「俺は日向を手放す気はねえ。ここにいる全員同じだ。諦めろ」 翼「でも」 山「これ以上は時間の無駄ですね」 翼「待ってくれよ。日向に危害は加えない。だから置いて下さい」 翼は、必死に皆に縋る。 近「信用出来ないな。日向を貶めたり、縋ったり、態度がすぐに変わる」 す「醜いなー。あんさん、日向の事を言う前に自分はどうなんや?皆が日向を可愛い言うんはなー。顔だけやないねん。日向の心が素直やから可愛がるんや。あんさんの心は、日向と真逆や」 土「いい加減、諦めろ。てめえが何を言っても仏門に入れる。覆すつもりはねえ」 翼「そんな、無理です」 土「お前の意見を聞く為に呼んだんじゃねえ。決定事項を伝える為に呼んだんだ」 翼「俺の人権は?」 日「それって、憲法の事?」 翼「そうだよ!法律があるじゃないか!」 日「それが出来たのは昭和。今は明治。しかも幕府軍が敗れて、新政府が出来たばかり。人権の保証なんてないよ」 明「それで良く一番とか言えたわね」
/306ページ

最初のコメントを投稿しよう!

804人が本棚に入れています
本棚に追加