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す「あの餓鬼、嫌な目をしてんねん。人を見下しとる」
永「だな。あんなのを信じる奴はいねえな」
原「はー。そのまま放置すりゃあよかったぜ」
土「いや。下手に新政府に拾われるよりましだ。俺達が生きていると知れば、何をしでかすか分からねえからな」
明「あいつは、自分が良ければいいのよ」
藤「佐之さんが拾ったから仏門に入れられるんだしね」
土「ああ。仏門に入れば抜け出せねえ」
近「大石君、平助、頼んだよ」
大「はい」
藤「了解」
やっと翼の処遇が決まり、一同は安堵のため息をついた。
翌日
翼は、藤堂と大石によってお寺に連れていかれた。一方日向は、翼の出現によって精神的に疲れてしまい、お腹が張ってしまい苦しんでいた。
す「心労やな。日向、大丈夫か?」
日「お腹…苦しい」
す「出血せんで良かったわ。暫く安静や」
土「今回は不可抗力だからな」
日「もう…会わない…よね?」
土「ああ。大丈夫だ」
永「もし来ても俺達が守るから心配するな」
日向は、安心したのか眠りについた。皆は、日向を絶対に守ろうと心に決めた。
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