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す「あれは大変やったな。沖田はんは周りが見えんようになるは、日向は倒れるは」
大「総隊長、無理し過ぎです」
日「えー。そうかな?」
大「巡察で自ら死番をされて、こっちがどれだけ心配したと思ってんすか」
日「でも怪我はしなかったよ?」
土「お前、平隊士の心配を増やしてどうすんだよ」
日「うーん。皆を死なせたくなかっただけなんだけど。流石に巡察での事までは知らなかったし」
近「日向は必死だったんだろう。武田君まで変えてしまったんだ」
日「正直、武田さんは予想外でした。まさか、良い方に変わるとは思っていませんでしたから」
藤「武田さんは、変えるつもりはなかったの?」
日「変わればいいなとは思っていたよ。ただ、武田さんは私を嫌っていたから難しいと思ってた」
近「しかし変わったんだ。それによって切腹する隊士が減っただろう」
土「河合も生きていたしな」
大「武田隊長も変えたんですか」
日「いつの間にかね」
大石も加わり、皆は夕方まで思い出話に盛り上がっていた。
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