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すると、オバサンの小部屋だけ、解答するデスクの上から白い壁が降りてきた。
なるほど、一回間違えたら挑戦できなくなるシステムなんだ…と思っていると、
オバサンの声「…イヤ、あ、ぎゃああぁあぁぁああぁあーーっ!!」
ものすごい叫び声がした。
何事かと全員が視線を向けたが、尋常じゃないのが分かる。
中からドンドン、バンバンと狂ったようにドアを叩く音。
女性がこんなにも暴れられるものだろうか。
そういえば今気付いたけど、小部屋はエレベーターのような雰囲気だった。
揺れたりは一切しなかった。
シン、と静まる狭い密室。
――チン、という音がして、遮断していた壁が上がり、更にエレベーターのドアのような扉が開いた。
と、ほのかな熱風が感じられ、中には…焦げが少し残っていた。
さっきまで穏やかに話していた、オバサンの残骸、だ。
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