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と、唯一の壁スペースが開き、掃除をする格好のオバサンが現れる。
茫然としていると、先程熱気が溢れた小部屋の焦げを、オバサンが箒とチリトリで片付けた。
まるで「いつもの仕事」といった感じで、動揺も無ければ感情も感じられなかった。
ここでようやく、第一問の問題の後はじめて、問題を出した音の声がした。
「どうですか?みなさん、楽しんでいただけてますか?」
といった内容。
勿論、全員が憤慨し、先程のように天井に怒鳴った。
先程は天井にキョロキョロと視線を巡らせるのみであった、白髪の男性さえも見えざる相手…上を指さして怒りの声を上げた。
ここで、改めてクイズの説明を受ける。
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