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 この度は、新12年生の皆様、ようこそ、F学園へ。  今回行われました、4度目の学園替えで、また新たな交友が築けることを願うと共に、皆様にとって、より良い物となるよう、お祈り致しております。  さて、皆様が物心付いた頃に、政府から特殊能力者の認定を受け、この特殊能力所持児童特別養成学園に新1年生として入学した時から、早いもので、もう12年目となりました。  19年生終了で卒業となる学園のカリキュラムでは、今年より、後半戦となったわけで御座います。  19年と聞くと、長いようにも思われると思いますが、一般人の方々が通う学校も、幼稚園から大学4年まで、合わせて19年でありますから、皆様は、産まれながらに、大学受験をパスしたような物なので御座います。  入学した頃はまだ、3歳から5歳の、無邪気な子供でありました皆様も、今は15から17歳。  心身共に、大きく成長する年頃です。  これからも自己の成長に励み、他人を思いやりながら、皆様の能力が、社会に大きく貢献出来るよう、日々努めて下さい。  我々学園コードF……即ち、F学園の教員一同、全力で皆様の成長のサポートをさせて頂きます。  ……と、こんなセリフも、学園替えを4度した皆様にとっては、もう聞き飽きている事でしょう。  学園替えは皆様に、数年間同じ屋根の下で学んだ友達と、無理矢理別れさせる様な、決して良いものではないですからね。  ですが、それも皆様を思っての事なのです。
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