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[お前なんでそんなに躊躇いもなく投げてんだよ!?💧]
「まぁ敵だからね~」
[そんな単純な理由で危険物いきなり投げんな!💦]
「マジで容赦ねぇな💧」
「次は……さっき…みたい……にはいきそう……に…ないね」
アースは既に新しくトランプ型手裏剣を手にしていたため、すぐにでも次の攻撃に移る気なのだと言う事を悟った。
[おいおいおいおいおいおいっ!彼奴また攻撃して来るぞ!?💦]
「でも…本気で……当て…て…はこn『カンッ!』
「………………へ?💧」
「おい今かすったぞ!?💦」
アースが本気で自分達を攻撃しては来ないだろうと考えていた朱雀だったが、今度は朱雀の素顔を隠しているマフラーにかすった。いくら素顔を隠していても朱雀の顔色が青白くなっているのがわかった。いつも反応が薄い玄武ですら動揺していた。
「なんでお前普通に投げてんだ!?💧」
「だから敵だからに決まってんじゃん♪」
「ねぇ…怪盗の…鉄則……って…知ってる?💧」
「ん?『人を傷付けてはいけない』だよね?」
[ちゃんとわかってんじゃn「でも同じ怪盗だから問題ないでしょ?」
アースの返答を聞いた朱雀達は、今の自分達の状況がどれだけ危険なのかすぐに気付いた。そしてはっきりとわかった事があった。それはアースには常識と言うのが全く通じないという事だった。
「そういう訳だから、やるからにはやらせてもらうからね?」
「おっおい、なんかやばくないか?💧」
「かなりヤバい。命の危機で💧」
[命の危機ってんな縁起でもない事いうな!💦]
「口数、なんか……多い💧」
アースの黒い微笑みを見た朱雀達は命の危機を感じ、酷く嫌な予感がした。そしてそれは現実の物となった。
「そういう訳だから、容赦なく行くよ!!」
「ちょっちょっうわぁああああああああああ!?💦」
玄武はアースに制止をしようとしたがその時にはもう手遅れとなった。アースは容赦する事なく大量のトランプ型手裏剣を朱雀達に向かって投げ始めた。玄武は悲鳴を挙げて逃げ周り、朱雀達もなんとか防戦を始めた。朱雀は炎操を使い飛んで来るトランプ型手裏剣を止め、青龍は手を素早く動かして弾いていった。
「ぐっ!💧」
「う……そで……しょ!?」
[これ半端ないぞ!💦]
「うわぁあ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬーっ!💦」
それほど威力はない筈なのだが、トランプ型手裏剣の雨は恐ろしい程威力がありとてつもない勢いで朱雀達を襲った。
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