59人が本棚に入れています
本棚に追加
防戦していた朱雀と青龍も次第に追い込まれていき、ついには攻撃が当たった。
「っつあ!!」
「朱雀!」
[腕にかすったぞ!?💦]
炎操ですら操りきれない量により、その内の1枚が朱雀の左腕をかすった。
「大丈夫かよ朱雀!?💦」
「平気……かすった……だけ!」
[麒麟の奴こんなとんでもない奴とやりあってたのかよ!?💧]
朱雀の元に近寄りながら真理はアースの方を見ながら酷く動揺していた。いくらアースが麒麟達と同じ特異能力者でも明らかに差がある事に驚いたからだ。
「だから言ったでしょ?容赦なく行くよって♪」
[笑いながら言うなよ!?💧]
「キャーッ!アース-!」
なんの前触れもなくジュピターの声が聞こえて来たため、アースは笑顔になった。だがジュピターの声の様子からして何か慌てているような感じがした。
「キャーキャーキャーキャーッ!!💦」
「お疲れジュピター。ちゃんと連れて来てくれた?」
「連れて来たには連れて来たけど~💦」
「待てーっ!」
「あ~歩君連れて来たのね💧」
部屋の外から聞こえて来た人物の声を聞き、ジュピターが連れて来た人物が歩だと知った。
「造形を使って私の事捕まえようとして来たの!もう怖くて怖くて…」
「あ~ハイハイ。言いたい事は大体わかったから、とりあえず落ち着きなよ💧」
アースはジュピターに落ち着くようになだめ、もう一度トランプ型手裏剣を手に持った。そして部屋の中に歩が入って来た。
「見つけってうわっ!何があったんだこの部屋!?💦」
「言われてみれば!💧」
「今頃気付いたのジュピター?💧」
歩は部屋中に刺さっているトランプ型手裏剣を見て自分が来るまでの間に何があったのかという表情をしていた。それはジュピターも同じらしく、歩に追われていたという事もあり部屋の様子を確認していなかったらしい。
「ととっ兎に角今はそんな事関係ない!お前らを捕まえてやるからな!」
「って言っても毎回捕まえられてないじゃん。私達こうしているし」
「んな事いうな!💧」
歩は話しながら両手に電気を纏わせて部活で使っている弓矢を作り出した。矢先をアースに向けてそのまま矢を射た。
「矢がこっちに来るーっ!💦」
「大丈夫っ!」
アースはタイミング良くトランプ型手裏剣で矢を跳ね返し、天井に直撃した。
「嘘だろ!?電気でできた矢を跳ね返した!💧」
[マジでヤベェよアースって奴!💦]
最初のコメントを投稿しよう!