59人が本棚に入れています
本棚に追加
1-C 流クラス。担任、久川。
流のクラスでは茜が来てよく解らない状況になっていた。久川が話を進める中、流は思いきって聞いてみる事にした。
「先生!少し聞いていいですか!?」
「なんだ剣、言ってみろ」
「俺以外の男子生徒全員気絶したままなんですけど💧」
流の言う通り、起きているのは流と女子生徒だけであったのだ。茜が挨拶するや否や流以外の男子生徒が気絶した。
「ほっとけ!その内起きる!!」
久川がそう言ったが、流はこれはちょっとという顔をして困り果てたと同時に隣のクラスから女子生徒の悲鳴が聞こえて来た。
「ひえーっ!!」
「何?」
「今の、まぁちやん!?」
流は顔を青ざめて急いで愛のクラスに向かった。その悲鳴は他のクラスにも聞こえていた。
「委員長!今の声は」
「愛さんの声でございます💦」
「今の一星じゃないか!?」
「何か起こったの!?」
「嘘!愛の悲鳴!?」
「事件か!」
愛の悲鳴を聞いて全員一斉に愛のクラスに集まり始めた。その際愛は自分の悲鳴で大事になっているとは知らず、少し様子が可笑しい陽に頭をさげて謝っていた。
1-B 愛クラス。担任、高井
数分ぐらい前、愛のクラスにいる女子生徒は騒がしい様子になっていた。
「皆さん余程嬉しいんですね~」
性格が天然に近いが故何を喜んでいるのか理解していなかった。すると近くにいる男子生徒の話し声が聞こえて来た。
「美男子の方がくるとは」
「まぁこのクラスには美女がいるからいんじゃね?」
それを聞いた愛はこのクラスにそんなに美しい美女がいたのかと思った時、隣の席にいる堀内 雪が声を掛けてきた。
「所で愛は陽君?それとも椎名君?」
「はい?」
「好きなタイプ!因みにあたしは椎名君💕」
好きなタイプと言われてもどんな感じの相手が良いかなんて考えた事など一度もないと言おうとした時に担任の高井が教室に入って来た。
「こら~!何でいつも以上に騒がしいんですか~!これ以上騒ぐと海底火山が噴火しますよ~」
高井は隆道の次にユニークなため結構生徒には人気がある。全員静かになると話を進めた。
「では入って来てください」
それと同時に陽が教室に入って来たのと同時に愛と雪以外の女子生徒全員が騒ぎ始めた。その反応に陽は
「うるさい…」
っと呟いた。
最初のコメントを投稿しよう!