第一話

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尚「ぬははははっ!ここまでは追ってはこれまい犬っころめが!」 流石のケルベロスもこの狭い洞穴には入れないようで、一生懸命前足を伸ばしている。いい気味だぜ。 メリー「尚さんそろそろ」 尚「おっと、スマンなメリー」 胸元から聞こえるメリーの声に未だに回収した時のままだと気付きメリーを解放。 はて?少ししおらしいのは何故だろうか? まぁそんな事はさて置き今は体を休めよう、全速力は体に堪えるからなぁ。 ある意味徹夜明けみたいな状態だし少し寝ようかな。 メリー「あの、尚さん」 尚「んぁ?」 メリー「すみません」 尚「何の事だい?メリーさんや」 メリー「なんかお爺ちゃんみたいですね、今の謝罪は巻き込んでしまった事ですよ」 この際だからメリーとの馴れ初め(出会い)を説明しよう。 あれは今から数時間前へとさかのぼる。
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