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尚「ぬははははっ!ここまでは追ってはこれまい犬っころめが!」
流石のケルベロスもこの狭い洞穴には入れないようで、一生懸命前足を伸ばしている。いい気味だぜ。
メリー「尚さんそろそろ」
尚「おっと、スマンなメリー」
胸元から聞こえるメリーの声に未だに回収した時のままだと気付きメリーを解放。
はて?少ししおらしいのは何故だろうか?
まぁそんな事はさて置き今は体を休めよう、全速力は体に堪えるからなぁ。
ある意味徹夜明けみたいな状態だし少し寝ようかな。
メリー「あの、尚さん」
尚「んぁ?」
メリー「すみません」
尚「何の事だい?メリーさんや」
メリー「なんかお爺ちゃんみたいですね、今の謝罪は巻き込んでしまった事ですよ」
この際だからメリーとの馴れ初め(出会い)を説明しよう。
あれは今から数時間前へとさかのぼる。
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