†壱話†

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ザアアアアァッ!!!! 「わっ!?」 春の真っ只中で日本の本田 菊は突然の突風に思わず声を上げた。 「すごい風でしたね。 …あぁ、原稿が、」 日本は突風により床に散らばった原稿を丁寧に拾った。 すると、 「ワンッ!」 「!どうしたんですかポチ君、」 自分の愛犬がいつの間にか室内に上がり込んで自分の着物の裾を引っ張っていた。 「ワンッ!」 グイグイッ 「∑わわっ、引っ張らないでくださいポチ君! 分かりました!行きますから!(汗」 日本の言葉を理解したのかポチは裾を離すと廊下を飛び越えて庭に出てしまった。 .
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