とある折紙中級者の日記

2011年3月20日～

3月22日(書いたのは23日)

今日、祖母との最後のお別れをしました。

昨日「人前では泣かない」なんて言っていたけれど、斎場に行って火葬直前になったらあまりの悲しさで泣いてしまった。

何もしてやれなかった悔しさと、やっと本当に亡くなったという実感が湧き、「ごめんね、心配かけたね」としか言えなかった。

火葬が終わり祖母の骨を壺に入れ、告別式が始まった。

祖母は花が好きで、式には本当に沢山の花が供えられていた。遺影も満面の笑みを浮かべた祖母の後ろは一面の菜の花。

祖母の遺影をみながら皆で「良い写真だよ」と言っていた｡

全ての式が終わり、祖母の家へ戻ったら祖母の家が寂しくなって、祖母が子猫の頃から可愛がっていたネコも「きっと寂しいだろうな……」と、とても思った。

そして自分は丁度あった紙で薔薇を折った。花が好きなので折り紙の薔薇なら枯れないかな、と思って。

即興で折ったため、写真はないが、祖母の為に花を折ることに躊躇うことは無いだろう。