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太刀
■分 類■
片手/両手剣
■原 産 国■
日本
■使用年代■
12~14世紀
■全 長■
標準70~110cm程度
■重 量■
0.8~1.5kg程度
通称「日本刀」。
刀身は細身でゆるやかに湾曲している。
14世紀以降に生産された日本刀の一種「打刀」とは別物。
基本的に打刀よりも大型で、反りも大きい。
刀身は片刃。
刃渡り60cm以上90cm未満が「太刀」、30cm以上60cm未満が「小太刀」、90cm以上が「大太刀(野太刀)」と呼ばれる。
最大で3m近い全長を持つ太刀が存在した記録があるが、ここまで大型になると余程の猛者でもない限り普通に振るえず、槍のように使用されたと言われる。
日本刀の特徴として、切断力を重視したため長期戦に弱いことが知られている。
血液に含まれる油脂が原因で、数人斬れば切れ味が大きく減衰するのである。
日本刀は武士の象徴、平時の護身用、首の刈り取りといった副次的な目的で携行され、戦場での主武器はほとんど槍だったとされる。
太刀は戦乱の時代に活躍したが、室町時代に入り平和になるとその大きさが災いし、衰退してしまう。
代わりに台頭したのが適度な長さを持つ「打刀」である。
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